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2019年5月24日金曜日

裁判傍聴のすすめ その6 「裁判員裁判」「裁判所あるある」

前回は「裁判傍聴のすすめ その5 「裁判ミニ知識」「裁判所あるある」をご紹介させていただきました。

今回も、前回に引き続き刑事裁判をメインに「裁判ミニ知識」や、「裁判所あるある」を紹介させていただきます。



裁判傍聴のすすめ その5 「裁判所書記官」「裁判所あるある」

前回は「裁判傍聴のすすめ その4 「セクハラ裁判事例」や「裁判ミニ知識」「裁判所あるある」をご紹介させていただきました。今回も、前回に引き続き刑事裁判をメインに「裁判ミニ知識」や、「裁判所あるある」をお話させていただきます。
「裁判所あるある」では、民事裁判のうちの「離婚事件」でのあるあるをお話させていただきます。



2019年5月23日木曜日

【裁判傍聴記】病院の送迎や息子の障害のストレスから飲みました

今回の事件は、被告人が車で姉を病院に送り迎えして、実家に送り届けた後、自宅へ帰る道中に運転しながら缶酎ハイを飲んで運転していたところを、警ら中のパトカーに一時停止違反で検挙され、その後酒気帯び運転が発覚し現行犯逮捕されたものです。
逮捕時のアルコール濃度は0.48mg/ℓで基準値の3倍以上でした。

資料画像(by Wikimedia Commons)

【裁判傍聴記】職員の「お前」に腹を立て「どついたろか」と言った

今回の事件は、生活保護を受給していた高齢夫婦世帯の被告人が支給条件に違反していることが判明したため、これの指導のために被告人の家を訪ねた市の職員の「生活保護ケースワーカー」の一人が、話の途中で被告人に対して「お前」と発言したことに被告人が腹を立て、家の中にあった妻が使っていた杖を振り上げて職員に「どついたろか」と言ったことで、公務執行妨害として起訴されたものです。


【裁判傍聴記】先々代からの付き合いを急に冷たくされやりました

今回の事件は、サービス業の代理店を経営する被告人が、先々代の社長から贔屓にしてもらっていた得意先の現社長Aから急に仕事を断られた腹いせに、その得意先が営業範囲としている不特定の数十軒に対して「Aがエイズに罹患している」というデタラメの内容を書いたハガキを送り付けたというものです。被告人はこれだけであきたらず、その得意先の事務所に石を投げつけてガラスを割るということも行っていました。


【裁判傍聴記】犯罪を犯したお母さんが作ったご飯は食べたくない

今回の事件は、定年退職した夫との生活上の不安がストレスに繋がり、そのストレスを解消するために万引きをしたという事件です。被告人の高校生の息子と娘は、母親の万引きにショックを受け、被告人が保釈された際には「家に帰ってくるな」、被告人が家に帰ってからも「悪いことをしたお母さんのご飯はたべたくない」と被告人に対して嫌悪感をあらわにしました。


【裁判傍聴記】夫婦ゲンカのイライラ解消のために万引きしました

今回の事件は72歳の高齢男性が、夫婦ゲンカのイライラを解消するために万引きを行ったものです。


【裁判傍聴記】一度ベンツに乗ったら車上荒らしはやめられません

刑務所から出所して生活保護の相談で役所を訪れた被告人は、ケースワーカーと口論になり、あげく役所のガラスを割りました。被告人はこれを弁済するために金を作ろうとして車上荒らしを行いました。被告人は車上荒らしを1回やったことで、タガが外れてしまいその後何度も車上荒らしを繰り返し、盗んだ金をもとにベンツやバイクを買い、結果して2年余りの間に264回の車上荒らしを行い、被害金額は1200万円に昇るというものです。

車上荒らし

【裁判傍聴記】私はオレオレ詐欺をやっていません 無罪です

本件は、詐欺(オレオレ詐欺)、詐欺未遂、窃盗で起訴された被告人が、無罪を主張して全面的に争うことになる裁判です。この公判の行方は不透明ですが、メディアで報道されている以上に、日常的な出来事としてオレオレ詐欺が横行しているということをあらためて知らされました。


【裁判傍聴記】過失運転致傷 運転するのが怖くなりました

現代の車社会で、交通事故は誰もが避けて通りたいと思っていますが、少しの油断で自分の身に降りかかってきます。交通事故の被害者になりたくないのは当然ですが、加害者にもなりたくありません。
この事件(事故)の裁判は、交通事故が被害者側が辛い思いをするだけでなく、加害者となった側も辛く苦しい道のりが待っている、ということを切実に教えてくれました。

資料画像(by Wikipedia)

【裁判傍聴記】シニア男性の窃盗(万引き)2件の判決 

シニア男性の窃盗(万引き)の判決2件です。


【裁判傍聴記】妻が説得してくれたので自首できました 感謝

大学時代から大麻を使用していた被告人は、結婚を機にやめていましたが、アル中になって酒を飲むことの代わりとして大麻を再開していました。ところが、ひょんなことから大麻をやっていることが被告人の妻に知られてしまい、その妻に説得されて警察に自首できたというものです。妻は頼もしいですね。

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資料画像(by Pixabay)

裁判傍聴のすすめ その4「セクハラ裁判」「裁判所あるある」

前回は「裁判傍聴のすすめ  その3「用語解説」「裁判所あるある」をご紹介させていただきました。
今回も、前回に引き続き刑事裁判をメインに「裁判ミニ知識」や、「裁判所あるある」をお話させていただきます。
私は裁判の傍聴を始めて約9ケ月たちますが、刑事裁判だけでなく民事裁判も傍聴します。民事裁判はブログで紹介するにはふさわしくないということで、記事にはしていませんが、それなりに民事の法廷にも入って傍聴しています。


2019年5月22日水曜日

【裁判傍聴記】テレパシーで話せるストーカーに弁償させます

被告人は近くのスーパーで、焼酎他5点800円相当を万引きし、駆け付けた警察官に窃盗の現行犯で逮捕されました。
被告人は被告人質問で万引きの理由を聞かれ、「勤めていた警備会社にストーカーからのクレームが入ったため給料が減り、金が無くなったから」と陳述しました。
ストーカーして嫌がらせをしているのは、「佐藤太郎(仮名)という男で、夜でも今でも悪口が聞こえる。テレパシーで佐藤とは話が出来る。」とも陳述しました。


【裁判傍聴記】二度と犯罪行為を行わないことを誓います

今回の事件は、脇道から本線に進入する際に一時停止を守って、慎重に進入したに関わらずバイクが本線車道を30kmの速度超過の80kmで走行していたために、進入してきたトラックに激突し、バイクの運転者が死亡したという事件です。トラックの進入の仕方に問題があったということで過失運転致死が問われています。



【裁判傍聴記】被告人の責任能力に問題なしと考えるのは問題

被告人はA市のスーパーでウナギの蒲焼、パック寿司の計2500円相当を店の買い物かごに入れ、店内の人気のない通路で手提げ袋に入れ替えているところを保安員に見つかり、万引きの現行犯で逮捕され、警察に引き渡されました。

以前の投稿の常習累犯窃盗(万引き)の事件では、「窃盗犯(クレプトマニア)」について書きましたが、今回の事件で弁護人は被告人の知的傷害の面に焦点を当てていました。

弁護人は常習的に万引きを犯す被告人の責任能力の判定と、常習累犯窃盗犯が繰り返し犯行を犯し裁判のたびに量刑が重くなっていくことについて、抜本的な解決を目指す意味から一石を投じたいと主張していました。



【裁判傍聴記】実刑になったらビザが取り消され強制退去になります

隣々接県に居住する被告人は他の同国人仲間3人と共謀して車上荒らしを計画し、A市の近郊の住宅街のあるB駅まで電車で移動しました。住宅地に到着後周辺を物色し、被害者宅に到着した4人は、被告人を見張り役に立てて車が無施錠であることを確認し、現金50,000円と腕時計2個6万円相当を盗み出し、すぐさま逃走しました。被害金額は、合計110,000円です。
被告人はアジア系外国人で、8年前に両親と妹の家族3人とともに来日し、家族5人で同居しています。


【裁判傍聴記】私は殴っていないと思います 摩訶不思議な事件

この事件は、被告人の証言によると、傷害事件の発生から3ケ月経ってから警察から連絡があり、「被告人が被害者を殴ってケガを負わせた」との容疑で任意での取り調べを受けたものです。
被害者は殴ったとする被告人とも知りあいで、目撃者も被告人の知りあいで、更に防犯カメラの映像もあるというのに、何故4ケ月も経ってからの取り調べだったのか。摩訶不思議な事件です。


【裁判傍聴記】量刑の決定には、禁固刑の実刑も視野に入れていた

被告人は夜9時頃バイクに乗り、制限時速50Kmの直線道路を90Kmのスピードで走行し、交差点を横断する被害者の男性(50代前半)に気付かず衝突しました。
被害者は近くの病院に搬送されましたが、衝突の衝撃による呼吸器官の圧迫により窒息状態となり死亡しました。
事故の直接的原因は、被告人の「前方不注視」です。

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資料画像(by Pixabay)

【裁判傍聴記】被告人は窃盗症(クレプトマニア)です

被告人は近くのドラッグストアで、整腸剤と化粧品を万引きしましたが、店員に見つかり警察に通報されて、駆け付けた警察官に窃盗の現行犯で逮捕されました。被告人は、2003年以降、万引きを繰り返しており、前科も複数あります。
2003年に万引きで検挙されて以降現在まで、途中途切れた期間もありますが、精神科医に通院して、拒食症と窃盗症の治療を続けています。