2019年8月4日日曜日

「幸福を呼ぶ石」を撫でると願いが叶う 大津堅田の「伊豆神社」

今注目のパワースポットは大津市堅田の「伊豆神社」にある霊石「幸福を呼ぶ石」です。
ハート形の石を撫でると「幸福になれる」、「愛しい人・会いたい人への想いが叶う」と云われています。「伊豆神社」にお参りして「縁結び」のご利益をいただきましょう。
「伊豆神社」は、はるばると静岡県にある伊豆の国一之宮「三島大社」の御祭神を分詞して勧請したのが始まりです。


 伊豆神社(いずじんじゃ)御由緒 


御祭神
大山祇命(おおやまつみのみこと)
 山の神
配祀 鴨玉依姫命(かもたまよりびめのみこと)
 神道の女神 

御神紋
二葉葵

創 基
寛平4年(893年)

勧 請
比叡山門 法性坊 尊意僧正

例祭日
4月20日

摂 社
神明社
樹下神社
天満神社
(境外)都久生須麻神社

ご利益
開運、縁結び、農林・鉱業・海運・漁業・酒造等の開運




当社は古来、「伊豆神社」「神田神社」の両社殿より成っていました。

「伊豆神社」は、平安時代中期の宇多天皇の時代、寛平4年(894年)諸国行脚中の比叡山門の法性坊「尊意僧正」伊豆の国一之宮「三嶋神明(現在の三嶋大社)」に立ち寄った際、御祭神の「大山祇命」を分詞してこの地に勧請したものです。
滋賀の地で「伊豆」を冠するのはこういう理由からだったのです。

「神田神社」は、伊豆神社創建より時は下って村上天皇の時代、天暦3年(947年)京都の「下賀茂神社」の分霊「玉依姫命」を勧請したもので、これは堅田が下鴨神社の御尉(神領)であったことに由来しています。
当社の神紋の「二葉葵」は下鴨神社の神紋と同じです。

このように二神を祀った当社は、堅田大宮と奉称されて堅田全域の総鎮守として崇敬されてきました。当社は室町時代より台座があるそうです。

その後、永禄12年(1569年・石山合戦の前年)の兵火で被災した後、天正年間に「大山祇命」を主祭神、配祀に「鴨玉依姫命」を祀って「伊豆神社」のみを再建しました。

「伊豆神社」を中心に室町時代より「宮座(今で云う自治組織)」があり、「殿原衆」(土豪氏族)と「全人(まろうど)衆」(漁師・農家・商家などの庶民集団)の会議制で運営されていたことが、歴史上明らかになっています。

 1.本殿 


本殿
本殿
本殿
本殿

 2.幸福を呼ぶ石 

もとは境内の奥の森の中に祀られていたようです。ハートの形をした石を撫でて願いごとをすると「幸福になれる」、「愛しい人・会いたい人への想いが叶う」という「縁結び」のご利益があるということで評判になっています。

滋賀のパワースポットランキング上昇中です。石のハートの形には少し無理があるかも知れませんが、ご利益があればいいじゃありませんか。



幸福を呼ぶ石
ハートの形の幸福を呼ぶ石

 3.拝殿 




 4.社務所 



 5.手水舎 



 6.神明社 

「伊勢大神宮」で伊勢神宮を遥拝しましょう。


 7.樹下神社 

「年丸稲荷大明神」で商売繁盛・家内安全を祈願しましょう。





 8.天満宮 

「天満宮」で学問成就を祈願しましょう。


9.都久生須麻神社

琵琶湖岸にある境外の摂社で、「弁財天」をお祀りしています。



弁財天社

 10.御神木「無患子」 


「無患子(むくろじ)」は読んで字のごとく「子供が病気をしない。患わない。」という意味です。「無患子」はムクロジ科の落葉高木です。「伊豆神社」では「無患子」を御神木としてお祀りしています。子供さんに患いがないようにお参りしましょう。


 11.宝物殿 




 12.拝殿から見た表参道 

街並み保存がされているためでもありますが、立派な表参道が通っています。また写真はありませんが「伊豆神社」は全周囲が堀で囲まれており、この堀は琵琶湖に繋がっています。これらを見ても堅田の鎮守社として威厳を保っていたということが理解できます。



アクセス
JR湖西線 堅田駅下車徒歩20分


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