2019年5月23日木曜日

【裁判傍聴記】職員の「お前」に腹を立て「どついたろか」と言った

今回の事件は、生活保護を受給していた高齢夫婦世帯の被告人が支給条件に違反していることが判明したため、これの指導のために被告人の家を訪ねた市の職員の「生活保護ケースワーカー」の一人が、話の途中で被告人に対して「お前」と発言したことに被告人が腹を立て、家の中にあった妻が使っていた杖を振り上げて職員に「どついたろか」と言ったことで、公務執行妨害として起訴されたものです。


【裁判傍聴記】先々代からの付き合いを急に冷たくされやりました

今回の事件は、サービス業の代理店を経営する被告人が、先々代の社長から贔屓にしてもらっていた得意先の現社長Aから急に仕事を断られた腹いせに、その得意先が営業範囲としている不特定の数十軒に対して「Aがエイズに罹患している」というデタラメの内容を書いたハガキを送り付けたというものです。被告人はこれだけであきたらず、その得意先の事務所に石を投げつけてガラスを割るということも行っていました。


【裁判傍聴記】犯罪を犯したお母さんが作ったご飯は食べたくない

今回の事件は、定年退職した夫との生活上の不安がストレスに繋がり、そのストレスを解消するために万引きをしたという事件です。被告人の高校生の息子と娘は、母親の万引きにショックを受け、被告人が保釈された際には「家に帰ってくるな」、被告人が家に帰ってからも「悪いことをしたお母さんのご飯はたべたくない」と被告人に対して嫌悪感をあらわにしました。


【裁判傍聴記】夫婦ゲンカのイライラ解消のために万引きしました

今回の事件は72歳の高齢男性が、夫婦ゲンカのイライラを解消するために万引きを行ったものです。


【裁判傍聴記】一度ベンツに乗ったら車上荒らしはやめられません

刑務所から出所して生活保護の相談で役所を訪れた被告人は、ケースワーカーと口論になり、あげく役所のガラスを割りました。被告人はこれを弁済するために金を作ろうとして車上荒らしを行いました。被告人は車上荒らしを1回やったことで、タガが外れてしまいその後何度も車上荒らしを繰り返し、盗んだ金をもとにベンツやバイクを買い、結果して2年余りの間に264回の車上荒らしを行い、被害金額は1200万円に昇るというものです。

車上荒らし

【裁判傍聴記】私はオレオレ詐欺をやっていません 無罪です

本件は、詐欺(オレオレ詐欺)、詐欺未遂、窃盗で起訴された被告人が、無罪を主張して全面的に争うことになる裁判です。この公判の行方は不透明ですが、メディアで報道されている以上に、日常的な出来事としてオレオレ詐欺が横行しているということをあらためて知らされました。


【裁判傍聴記】過失運転致傷 運転するのが怖くなりました

現代の車社会で、交通事故は誰もが避けて通りたいと思っていますが、少しの油断で自分の身に降りかかってきます。交通事故の被害者になりたくないのは当然ですが、加害者にもなりたくありません。
この事件(事故)の裁判は、交通事故が被害者側が辛い思いをするだけでなく、加害者となった側も辛く苦しい道のりが待っている、ということを切実に教えてくれました。

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【裁判傍聴記】シニア男性の窃盗(万引き)2件の判決 

シニア男性の窃盗(万引き)の判決2件です。


【裁判傍聴記】妻が説得してくれたので自首できました 感謝

大学時代から大麻を使用していた被告人は、結婚を機にやめていましたが、アル中になって酒を飲むことの代わりとして大麻を再開していました。ところが、ひょんなことから大麻をやっていることが被告人の妻に知られてしまい、その妻に説得されて警察に自首できたというものです。妻は頼もしいですね。

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資料画像(by Pixabay)

裁判傍聴のすすめ その4「セクハラ裁判」「裁判所あるある」

前回は「裁判傍聴のすすめ  その3「用語解説」「裁判所あるある」をご紹介させていただきました。
今回も、前回に引き続き刑事裁判をメインに「裁判ミニ知識」や、「裁判所あるある」をお話させていただきます。
私は裁判の傍聴を始めて約9ケ月たちますが、刑事裁判だけでなく民事裁判も傍聴します。民事裁判はブログで紹介するにはふさわしくないということで、記事にはしていませんが、それなりに民事の法廷にも入って傍聴しています。