2020年7月3日金曜日

滋賀県大津市の「西武大津店」が44年の歴史に幕を閉じて令和2年8月31日に閉店します

「西武大津店」は、滋賀県大津市におの浜のびわこ大博覧会跡地に建てられて、昭和51年6月オープンし、多くの「西武大津ファン」に支えられながら、44年間営業を続けてきましたが、残念ながら令和2年(2020年)8月31日をもって、多くのファンに惜しまれつつ閉店することになりました。現在(7月2日付)「サンクスセール」と写真展「西武大津店44年のあゆみ展」を開催中ですので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

西武大津サンクスセール

「西武大津」は、西武グループの創業者「堤康次郎(つつみやすじろう)」の地元である滋賀県大津市のメイン道路沿いに建てられました。

建物の設計は先進的な建物を数多く設計してきた「菊竹清訓(きくたけきよのり)」で、琵琶湖に浮かぶ豪華客船のようなひな壇状の外観や、テラスが張り出したような独特なフォルムは、オープン当時大変な驚きをもって迎えられ、地元滋賀県はもとより全国から注目を集めました。

豪華客船を思わせる外観

テラスが張り出したような独特のフォルム

階段が重なる奇抜な外観

「西武大津」は建物の外観はもとより、当時のファッション界をリードしていた西武百貨店がプロデュースする、オシャレな店内と品揃えに地元大津市はもちろんのこと、近隣市町からも多くのファンを集め、オープン以来44年間営業を続けてきました。

正面玄関

ところが近年、若い人の百貨店離れやアウトレットブームもあり、特に最近では社会がインターネット通販へと移行していることもあって、一部インバウンド客の取り込みに成功した店を除いて、百貨店業界は「西武大津」のみならず経営は厳しいものとなっていきました。

1階店内

2階店内

また「西武大津」では、新快速電車の運行などで滋賀から京都・大阪へのアクセスが各段によくなったこともあり、顧客の滋賀離れも集客の悪化に拍車をかけることとなりました。

3階店内

4階店内

6階には、最後のお中元ギフトセンターが設けられています。記念のお中元としてご利用されてはいかがでしょうか。

6階お中元ギフトセンター

7階レストラン街からの下りエスカレーターから6階

7階では、写真展「西武大津店44年のあゆみ展」を開催しています。

写真展

開店初日には13万人の人出があったそうです。横断歩道にまで行列が続いています。

開店初日の様子



「西武大津」閉店の連絡を受けた地元大津市では、店の存続を要望しましたが叶わず、「西武大津」の跡地は、「長谷工コーポレーション」に売却されましたが、「長谷工コーポレーション」でも跡地の利用について未だ決定していないようです。大津市では商業施設での再活用を希望していますが、大規模分譲マンションとなることが有力視されているようです。

6階駐車場から琵琶湖方面

6階テラスから北東方面

大津市のある種のシンボル的存在であった「西武大津」が閉店するということで、大津市の閉塞感が加速化するのではという危惧もあります。大都会の京都・大阪に近いにも関わらず、なかなか活性化できない大津市は今後どういう方向を示すのでしょうか。

正面玄関のサンクスセールの飾り付け

「西武大津店」の閉店、寂しい限りです。

所在地
滋賀県大津市におの浜2丁目3-1

アクセス
JR琵琶湖線 膳所駅下車 徒歩8分
駐車場 第一駐車場と第二駐車場がありたっぷりのキャパがあります。


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