2019年8月3日土曜日

【麒麟がくる】大津の「西教寺」は明智光秀の菩提寺(その3)最終

私が「西教寺」にお参りしたのは、4月2日でした。境内の桜の花がチラホラと咲き始めていました。
前回の【麒麟がくる】大津の「西教寺」は明智光秀の菩提寺(その2)では、西教寺お参り順路と「明智光秀と西教寺の関係」にも触れながらお参りしていきました。今回は「真盛上人」の御廟から「観音堂」などをご紹介させていただきます。



 西教寺お参り順路(ご参考) 

【麒麟がくる】大津の「西教寺」は明智光秀の菩提寺(その2)に続けてお参りを続けたいと思います。

 12.宗祖真盛上人御廟 

本堂前の「放生池」に掛かる石橋を渡り、結構長い石段を上ると「宗祖真盛上人御廟」があります。





真盛上人御廟
御廟の扁額には「慈摂大師」と書かれています。脇の額には「慈摂大師 廿五霊場 第壱番 西教寺」とあります。「慈摂大師 廿五霊場」とは真盛上人ゆかりの地25か所の霊場と番外地3か所の計28か所を巡ります。

真盛上人御廟の扁額
御廟の両側には、西教寺歴代の貫首(住職)の墓が安置されています。




 13.手水舎の竜の背中 



 14.観音堂 

「聖観世音菩薩」 観音堂内は座面が周囲に配してあり、休憩所も兼ています。





 15.納骨堂 



 16.鐘楼 

「鐘楼」は入母屋造で本瓦葺、総檜造です。天保2年(1831年)に建てられています。


 17.正教蔵 

経文を保管する蔵です。


 18.聖衆来迎阿弥陀如来二十五菩薩像 

阿弥陀如来が二十五菩薩を従え、はるか浄土の世界から音楽を奏でながら、来迎して念仏者を極楽浄土に導きされるという浄土思想によって造立されました。それぞれの菩薩は鼓、琵琶、笛、などの楽器や、幡、蓮華を持って音楽を奏でています。平成16年に再建されました。


 19.参道の勅使門前から琵琶湖を望む 

紅葉の季節には、もみじのトンネルができるのでしょう。


 20.波心庭 

48の石を配した「波心庭」で、48の誓願を表し、阿弥陀仏によって一切衆生を救われる世界を表現しているそうです。


 21.研修道場 

世界中から研修に来られるようで、この日はアメリカロサンゼルスから来ておられたようです。


 22.養老院「真盛園」 

社会福祉法人「真盛園」として、特養・ショートステイ・養護老人ホームなどを運営しています。大変立派で清潔な施設です。


 23.西教寺塔頭「安養院」 

「西教寺」の総門を出て道路を超えて、道路下側に進むと「西教寺」塔頭の「安養院」があります。

山門

本堂

忠霊堂

全国の戦没英霊8千余体を安置しているそうです。




安養の池


弁天堂




聖天堂(歓喜天)





今回は3回に分けて「西教寺」をお参りしてきました。激動の時代の真っただ中で布教を続けてきた寺院だけあって、見どころ満載のお寺でした。

「天台宗」は比叡山延暦寺もあり大変メジャーな宗旨ですが、「天台真盛宗」は初めて聞く宗旨でした。今回「西教寺」にお参りさせていただいたことで近い存在となりました。ちなみに私の宗旨は「真言宗大覚寺派」です。

近いうちに「坂本城址」など訪ねて、本ブログに投稿させていただきます。

「明智光秀」は「西教寺」と関係が深いということで、2020年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」で「西教寺」や「坂本」をどのように描いてくれるのか楽しみです。

アクセス
京阪電鉄石坂線 坂本駅下車徒歩20分


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