2020年1月13日月曜日

「街で見かけた名言・格言」その4 今年もがんばろう

令和2年が始まりました。今年もいろいろなことに振り回される1年になるでしょうね。
街歩きをしていると「なるほどなあー。」と感心したり、「そういう考えもあるのか。自分も気を付けよう。」というような言葉や格言に出会うことがよくあります。そういう言葉や格言も、忙しさと共に時間が経つと忘れてしまいがちですが、せっかく出会えたのだからと、時々は思い出して自身のいましめとしたいと思い、写真に撮って残しています。



1.京都岡崎の「時宗極楽寺」の掲示

生かされている 今日の命 おかげさま


今日の命 ありがたいものです。

2.滋賀県五個荘町「近江商人博物館」の展示

商工格言(要約)

常に正直と勤勉を第一とし、諸事思いやりをもって熱心であれ。

客に接しては必ず礼儀正しく尽くし、信用を重んじて利益は後に考え、業務を楽しんで不平を抱かず、困難に出逢っても屈してはならない。

真心を捧げて主命を守り、慈愛をもって後輩を導け。

品性を養って日頃の行いを慎み、法規を守り約束を実行し、善根を心がけ人に知られない善行をし、他人の善行を喜びねたみを起こさず、神仏を敬って信心を励み、忠孝を大切に人格の修養に努めよ。

小さな商いもおろそかにせず、商品の多少を問わず親切に売れ。

共に働く仲間はたがいに結束し、何事もこらえて腹を立てない。

職業に価値が高いも低いもない。ただ心の持ちようである。

健康と忍耐とは家を栄えさす根本であり、勉強と節約とは福を招く門である。

自分の立場に満足することは進歩の土台、愉快に働く事は自然と天の助けを得られる。

人のために尽くすことは、やがて自分のためになる。

一つの小さな事も手抜かりないようにすれば、万事において大成するものと意識せよ。


近江商人の格言ですが、現代のビジネスマンにも通じる内容ですね。近江商人の精神「三方よし(売り手と買い手の満足だけでなく、社会に貢献できてこそよい商売)」にも活かされている内容かとも思います。

3.カトリック河原町教会の掲示

マタイによる福音書 第5章8節

心の清い人々は 幸いである
その人たちは 神を見る


清い心でいたいものです。


4.京都御幸町通り「真宗大谷派浄慶寺」の掲示

平等とは 違っても いいということ


そういうことなんですね。

5.読売新聞1月7日の2面抜き広告

長寿先進国、おめでとう。宝島社

ヤなことは見えない。
メンドーなことは話さない。
ツゴウの悪いことは聞こえない。




宝島社の広告の意図はよく分かりません。これくらいの気持ちでいないと生きていけませんよという高齢者への励ましでしょうか。でもこれでは特殊詐欺の標的にされますよね。あるいは超高齢化している社会に対する警鐘でしょうか。

近所で高齢者の方がこんなことを話していました。「こんなもん高齢者の特権や」。高齢者の特権などあるはずがないです。廻りの人たちに支えられて生きているのです。こんな意識の高齢者ばかりになれば日本の社会は破滅します。自分も間もなく高齢者の仲間入りをします。感謝の気持ちを忘れずにしっかり意識しておきましょう。


6.大津市衣川の「浄土真宗本願寺派園成寺」の掲示

知りながら つい忘れがち 親の恩


この年になってよく分かります。


7.大津市堅田の「浄土真宗本願寺派本福寺」の掲示

うまくいったら 自分の手柄 うまくいかなきゃ 相手の責任


ついついそうなりますね。自分の弱さが悲しくなります。


8.大津市馬場の「天台宗系義仲寺」の境内の掲示

芭蕉翁吟 座右の銘

人の短をいふ事なかれ
己が長をとく事なかれ

物いへば 唇寒し 秋の風


人の悪口、己が自慢 言ったあとは悲しくなりますね。


9.京都市南区の「真言宗総本山東寺」の掲示

お大師さまのおことば

道を聞いて動かずんば 
千里いずくんか見ん

教えを聞いて動かなかったら、どうして千里の先を見ることができようか。
人生の正解を探して、足踏みしているより、まず目標を決めて、一歩を踏み出そう。
決めた目標が、自分をつくっていくのです。
歩みの先には、まだ見ぬ私が待っています。


前を向いて目標を決めて進みましょう。


今年もがんばろう!

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