2019年8月13日火曜日

玉造温泉の「玉作湯神社」の「願い石」で縁結びの願掛け

玉造温泉に一泊しましたので、近くにある「玉作湯神社」にお参りしてきました。「玉作湯神社」は玉造温泉の温泉街を少し南に入ったところにあります。
「願い石」で縁結びの願掛けをしてご利益をいただきましょう。

拝殿

 玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)御由緒 


御祭神
主祭神:櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)
 玉造部(たまつくりべ)の祖、玉造の神
相祭神:大名持神(おおなもちかみ)
 別名大国主命(おおくにぬしのみこと)は国造りの神
相祭神:少彦名神(すくなびこなのかみ)
 温泉の神
相祭神:五十猛神(いそたけるのかみ)
 林業の神

御神紋
二重亀甲に丸玉菅玉勾玉

創 建
天平5年(733年) 出雲風土記に「玉作湯社」と「由宇社」の記載

例祭日
10月10日

摂社・末社
金毘羅神社
素鷺・記加羅志神社
福徳神社
澤玉神社
稲荷神社
玉宮神社(境外)

ご利益
願掛け、宝石業界の繁栄、所願成就


一之鳥居(奥は二之鳥居)
二之鳥居から拝殿への階段
創建年は不詳ですが、「出雲国風土記」によると天平5年(733年)に「玉作湯社」と「由宇社」の記載があります。

延長5年(927年)成立の「延喜式」記名帳では出雲国意宇郡に「玉作湯神社」ならびに「同社坐韓国伊太神社」の記載があり、2社が式内社に列しています。

この地は古代、「玉類(勾玉、菅玉、丸玉)」の原材料となる「青瑪瑙(あおめのう)」の産地であったことや、玉類の技術者が半島から渡来したこともあり、玉類を製造した場所であり、この地域から多くの玉類や玉を磨いた砥石が出土しています。

従って、当地に「玉作」を冠した当社が存在したことが「出雲国風土記」などに記載されていることは理解でき、信憑性は高いと思われます。

拝殿
拝殿には、立派な注連縄(しめなわ)がかけられています。

拝殿の注連縄
本殿は安政4年(1857年)の再建で、大社造りの変形様式です。

変形大社造の本殿(裏側から)

「願い石」で願掛けをしよう 

本殿の裏手の山際に「願い石」があります。
下の写真の中央の丸い石がそれです。最近特に縁結びのパワースポットとして若い女性を中心にSNSで人気上昇中ということです。

願い石(真ん中左手の丸い石)
この「願い石」の願掛けには手順があります。

まず最初に一之鳥居を抜けて左手の社務所で「叶い石」セットを戴きます。(600円)セットの内訳は、
・叶い石
・願い札(2枚複写)
・お守り入れの布製袋

次にこの「叶い石」を持参して「願い石」の前に立ち、礼の後「願い石」から手水鉢に流れるご神水を柄杓で汲んで「叶い石」にかけて清めます。そして「叶い石」を「願い石」にそっと触れながら「願いごと」をしましょう。

次に拝殿まで移動して、先程「願い石」にお願いした「願いごと」を「願い札」に書きましょう。2枚複写になっていますので、内1枚は拝殿の「願い札納入箱」に入れます。

最後に、残った「願い札」と「叶い石」を「お守り入れの袋」に入れ「お守り」として肌身に付けて持ち歩きましょう。

 パワーストーン 


パワーストーンはもう一つあります。
「願い石」の右隣にある先端が少し青い石は「御守石(みまもりいし)」です。この地でとれる「青瑪瑙(あおめのう・勾玉の原材料)」の原石です。名前のとおり触れればその人を守ってくれると云い伝えられています。先程の「叶い石」を触れさせて「願いごと」の守護をお願いする人も多いようです。(同じ写真ですみません)


御守石(真ん中右手の少し青い石)


 古代玉作之処 


二之鳥居から拝殿へ上がる石段の途中に、「古代玉作之処」の表示と「勾玉」の形をした収蔵庫があります。この地域で出土した「玉類」を収蔵・保管しています。


 手水舎 

手水舎にも立派な「注連縄」が飾られています。



 玉造薬師堂 

「玉作湯神社」の駐車場の隣に「玉造薬師堂」あります。「湯薬師堂」ともいいます。
延慶2年(1309年)、「玉作川」の川床を掘り出すと「薬師如来像」が現れ、そこから温泉が湧き出しということです。この地にお堂を建てて、掘り出された「薬師如来像」を安置したのが始まりと伝えられています。






アクセス
JR山陰線 玉造温泉駅下車 一畑バス玉造温泉行き乗換 玉造温泉駅下車徒歩5分
駐車場は20台程度止められます。


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