2019年5月21日火曜日

大津の三尾神社はウサギのご利益で安産・子授祈願

大津の「三尾神社(みおじんじゃ)」は三井寺の東側にあります。

三尾神社(地元ではみおんさんと親しみを込めてよばれています)のウサギは神社のお使いとして降臨しました。

三尾神社のウサギ

三尾神社
境内入口 右側の灯籠の基壇にウサギがいます(見にくいですが)

三尾神社 由緒 抜粋(引用:滋賀神社庁ホームページ)

御祭神
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

例祭
5月2日(渡御は3日)

朝瓜祭り(日御前神社の例祭)
7月22~23日 
境内摂社の日御前神社は姫宮瓜生姫の創建で、子供の病気(夜泣き・かんのむし)、安産に霊験あらたかな姫宮信仰の神霊石があります。この神霊石が朝瓜形をしているところから、参拝者が瓜に子供の名前を書いてお供えする風習ができました。

御神紋
真向きのうさぎ

三尾明神はその昔、伊弉諾尊がこの地に降臨され、長等山(大津と京都の間にある山)の地主神になられました。この神は常に赤・白・黒の三つの腰帯をつけておられました。

ある時その三つの腰帯が赤尾神・白尾神・黒尾神となられ、それぞれ三か所で出現されました。

最初の出現は赤尾神で、上の三尾(琴尾山の山上の祠 園城寺山内)と称されましたが、出現の時は大古の卯年の卯月卯日卯の刻というだけで、なんの時代の何年ということは不明です。

第二の出現は白尾神で、場所は現在の三尾神社(筒井の祠)とされています。出現の時は大宝年間の夏というだけで、何年ということは知られていません。

第三の出現は黒尾神で、鹿関の地(三尾神社から少し琵琶湖寄りの地)で、この神のみが称徳天皇の神護景雲3年3月14日(769年)の出現とされています。

三神とも御本体は伊弉諾尊となっています。これを上の三尾・中の三尾・下の三尾と称されていました。

社殿は、貞勧元年(859年)の春、園城寺(三井寺 ながらさん)の開祖である知証大師円珍が琴尾谷に復興した後、室町時代応永33年(1426年)足利将軍が現存の本社を再興しました。慶長4年(1599年)には太閤秀吉が社殿の修理を行い、社領を寄進しました。

本社が上の三尾(琴尾谷 園城寺)より現在地に移ったのは、明治9年(1876年)
のことです。これは明治の神仏分離令による出来事です。

・・・安産・子授け・縁結び・子供の病気にご利益があります。


由緒書



手水舎


手水舎のウサギの口から水が出ています

拝殿


拝殿の幕に真向いのウサギの御神紋
本殿

今年は猪年ですがウサギです

本殿守護

本殿守護














 



瓦の御神紋(真向いのウサギ)

桧皮葺の本殿と拝殿

坂下稲荷神社(こちらはキツネです)

日御前神社(ひのごぜん)
安産・子授け・夏虫の神
夷子神社・白髭神社・天満宮・白山神社・愛宕神社


神楽殿

鳥居


アクセス

JR琵琶湖線大津駅下車 徒歩約20分

京阪石山坂本線三井寺駅下車 徒歩約10分 





三尾神社の南側には、琵琶湖から京都へ用水を送る「琵琶湖疎水」があります。三尾神社の
脇に琵琶湖疎水第一トンネルの入り口があります。明治時代にここから京都の蹴上まで、用水を送るため、約2.4km長等山の地下にトンネルを掘り進めました。

この琵琶湖疎水の偉業は別の投稿で紹介させていただきたいと思います。

琵琶湖疎水

琵琶湖疎水第一トンネル入り口

アクセス

JR湖西線 大津駅下車 東へ徒歩約20分
京阪電車石坂線 三井寺駅下車 徒歩10分

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